鬼哭き穴に潜む罠 第1話:葵い手キャンペーン#1

“塚ふもと”の村から私たちに便りが届いた。冒険者のパーティを雇いたいとの事だ。ちょうどメンバーを集めたばかりで、腕試しをしたくてしかたのなかった私たちにとって願ってもないチャンスだ。詳しい話は村に着いてからという事なので、早速旅支度を整えて“塚ふもと”の村へ向かって出発した。
私はアイリア=ラスター、武勇の神ハイローニアスに仕えるクレリック。我が神の教義に従い、善を為し、悪を打ち倒すという道を歩み始めたばかりだ。今回の依頼が幸先のよいスタートにならんことを。
皆さん、こんにちは。今回はD&D3.5版の葵い手キャンペーン・リプレイをお送りいたします。まず第1回目は、市販シナリオ「鬼哭き穴に潜む罠」です。

鬼哭き穴に潜む罠 (ダンジョンズ&ドラゴンズ冒険シナリオシリーズ)
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鬼哭き穴に潜む罠 (ダンジョンズ&ドラゴンズ冒険シナリオシリーズ)
グウエンドリン・F・M・ケストレル
ホビージャパン
¥ 1,995 (定価)
在庫切れ (Amazon価格)
なし (Amazonポイント)
 (私のおすすめ度)
 (Amazonおすすめ度)
大型本
在庫切れ
(価格・在庫状況は6月23日 2:33現在)

セッション日付:2007-9-9
参加PC:アイシェル、エスティ、サイラス、デレク、ライデン
プレイ中のメモと記憶のみに頼って記述しているため、一部セッション内容と異なる場合があるかもしれませんが、その辺は広い心で軽くスルーしてください。もちろんご指摘いただいてもかまいません。
なお、市販シナリオのネタばれになりますので、内容をご存じない方は「以降ネタばれ」の後は読まないことを推奨いたします。
どうしても読みたい方はいっそのことシナリオを買ってしまいましょう。勢いに乗ってルールブックを揃えプレイヤーを集めてセッションを開いてしまったりするとなお良し。TRPG人口が増えて私も嬉しいです。

以降ネタばれ


ネタばれまでの行数稼ぎのため、無駄にシナリオ紹介とかしてみます。というか、ホビージャパンのホームページからコピペ。販促も兼ねてるんで許してください。
「鬼哭き穴に潜む罠」
A4変形 32ページ/定価:\1,995(本体1,900+税)
2007年6月29日(金)発売
D&Dの入門に最適の1レベル用シナリオ。さあ、果てなき冒険の道へ第一歩を踏み出そう!
“塚ふもと”と呼ばれる小さな町にゴブリンの脅威が迫る。人々は町を救ってくれる勇士を求めている。もとは人目を忍んで隠れ住んでいたゴブリンたちを、血なまぐさい略奪強盗に駆り立てたものは、はたして何か? ゴブリンの部族をたばねる謎の長の正体とは? すべての謎は深く暗い鬼哭(おにな)き穴の中にある……
『鬼哭き穴に潜む罠』は1レベル・キャラクター4人用の独立したシナリオで、初めてのプレイヤーにも熟練したプレイヤーにも最適のつくりとなっている。遭遇書式は最新の使いやすいもの。そして初心者DMにも経験を積んだDMにも有用なマスタリングのヒントがふんだんにもりこまれている。
国のはずれ、“塚ふもと”とよばれる小さな村から、冒険者を求める便りがやって来ました。助けを求め、お礼を約束する便りです。くわしい話は着いてからということになっていました。
便りにこたえて“塚ふもと”に向かうあなたがたは、泥道をてくてく歩いてゆきます。日ごろから通る人が多いとみえて、道に草はほとんど生えておらず、真新しい車輪のあとも見えます。ところどころに森がある野原を、道はうねりながら続いています。と、そのとき。前のほうから、戦いの物音が聞こえてくるではありませんか
坂を登りきってみると、目の前では激しい戦いがおこっています。商人の馬車が1輛、横倒しに倒れており、馬はあるいは死に、あるいは逃げうせています。何人ものエルフやゴブリンが倒れていますが、まだ戦いつづけている者もいます。

以降ネタばれ

“塚ふもと”の村へ向かってのんびり足を進めていた私たちの前方で剣戟の音と叫び声が響き渡った。戦闘だ。横転した馬車の傍で、護衛のエルフがゴブリンに切り倒される所が目に入る。エルフの加勢に入ることを即断し、襲撃者ゴブリン2匹に立ち向かう。私たちがパーティを組んで以来、初めての実戦だ。緊密なチームプレイなど望むべくもないが、各々自分の腕を見せようと奮い立っている。デレクとライデンの剣がきらめき、エスティの弓がうなる。ちょっと出遅れた私は倒れたエルフに駆け寄って治療の呪文を詠唱する。後ろにいたサイラスが何をしていたのかまでは覚えていない。程なくゴブリンを制圧し、緒戦に勝利を収めた。
馬車の中からハーフリングの女性が姿を見せる。隠れて様子をうかがっていたようだ。「物売り上手の」ステンと名乗った彼女は、人の良さそうな顔をしている。ステンは助けてくれたお礼として、一人当たり100gp分の物資を譲ってくれると申し出てくれた。ずいぶんと気前がいい事だ。この辺りでは善人で通っているとエスティが教えてくれた。
まだ息のあったゴブリン2匹を手当てして、尋問する。鬼哭き穴から来た鬼哭き族の者だそうだ。一族の戦闘要員は10名程度で、最近、腕っ節のガラックスという者がリーダーになった。他にも、用心棒やら悪い黒竜やらがいるとのこと。竜というのは気にかかるが、ゴブリンに御することができるならほんの小さな幼生に過ぎないだろう。そう願いたい。ゴブリンどもは縄で縛って連れて行くことにした。
道を進む私たちの前に、ゴブリンのドルイド、グラールとその相棒のウルフ、赤い牙が立ち塞がる。難なく撃破する。
ようやく“塚ふもと”の村に到着する。ステンの紹介で宿屋のおかみマリーと話し合いをした。マリーが手紙の差出人だということだ。ゴブリンが村はずれで猟師などを襲っている。ゴブリンとの交渉に出向いた人々もいるが、それっきり消息がない。これが2ヶ月前のことで、生存は絶望視されている。ゴブリンの襲撃を止めさせれば報酬を支払うというのが依頼の内容だった。
ハイローニアス神殿や村の魔法屋に顔を出したり、ステンに譲ってもらう物品を選び出したり、村の顔役の一人、金貸しのドワーフ、アルベル老にけちをつけられたりしながらその日は終わった。
翌日、鬼哭き穴へ向かう。捕虜のゴブリンの案内だ。到着したので捕虜は縛ってそこいらに転がしておく。
鬼哭き穴の入り口は変哲もない洞窟だった。ゴブリン2匹とウルフが見張りをしている。さすがに正面から堂々と進軍していくのは無謀なので、回り込んで横手から接近する。しかし、完全武装した戦士が3人もいるので隠密行動など臨むべくもない。早々に気づかれて戦闘になる。全滅させる前に警告の叫び声を上げられてしまったので、援軍を警戒するが、来る様子はない。気が緩んでいるようだ。
次の部屋では、ゴブリン4匹がさいころ賭博に興じていた。固まっているのを幸いとサイラスがグリースの呪文を発動、ゴブリンたちの足元の床がとても滑りやすく変化する。もちろん、その上に立っているゴブリンたちにとってはたまったものではない。次々と転倒する敵を斬り捨ててゆく。
「ブロンクの部屋 金針流」扉にはそんな表札がついていた。用心棒のバグベア、でかぶつブロンクの部屋に違いない。扉には鍵がかかっていたので、サイラスがゴブリンのふりをして、ブロンクを誘い出そうとする。一方、エスティは解錠を試みるがなかなか成功しない。ごまかしは通用しそうにない。扉が開かれると共に戦いが始まった。モーニングスターで武装したバグベアは駆け出し冒険者の我々にとって強敵であるはずだったが、天運が味方したのか、無傷であっさりと勝利を収めることができた。
粗末な寝床が並んだゴブリンたちの居住空間に出る。武装した我々の侵入に対して、成人したゴブリンが武器を取って立ち向かってくる。後ろでゴブリンの子供たちが逃げ出してゆく光景が目に入り、少し気がとがめる。だが、命を懸けた戦いでは容赦などしていられない。向かってくる者は打ち倒し、逃げるものは追わなかった。あの子供たちが成長したら人間に対して復讐の牙を剥くのだろうか。
(注:モンスターの非戦闘員をどう扱うかというのは、デリケートな問題でよく議論になります。今回は皆、プレイの流れを妨げたくなかったのでしょう、適当に流しました。)
細い通路の出口で、用心棒のホブゴブリン2匹が待ち受ける。一人しか通れないのでデレクが先陣を切る。だが二対一、負傷し膝を着きそうになる。私の治癒呪文でなんとか持ちこたえる。結構苦戦をしたが、ライデンの武勇が勝負を決した。ツーブレーデッド・ソードの一閃で一人を屠り、反対側の刃で残る一人を刺し貫く。惚れ惚れするくらい見事な技の冴えだ。
部屋の奥まったところには宝箱が置かれていた。エスティが調査し、ダーツをばら撒く罠を見つけるが難なく解除。中には魔法のロングソードが収められていた。デレクが手にする。倒したホブゴブリンの持ち物を調べたら宝箱の鍵が出てきた。ちぇっ。見つけた魔法の革鎧と盾はエスティが使うことになった。
実験室のような奇妙な部屋に出る。所狭しと並べられた机の上には数々のポーション。奥にはちらちらときらめく鎖のカーテン。カーテンの陰に誰かいる。そいつはワンドを振って魔力弾を放って来た。ホブゴブリンの術者か。しかし手の届くところにいる単独の術者など脅威にはなりえない。決着はすぐについた。
部屋の端には上り階段がある。上っていくと親玉の所に着きそうな気がする。討ちもらした敵に挟み撃ちに遭うのは嫌なので、先に通路を戻ったところにある脇の扉を調べることにする。
中は調理室だ。火には鍋がかかっていて、誰かがたった今まで料理をしていたかのようだ。片隅に積まれた藁の中から、大きな獣が襲い掛かってくる。苦もなく倒して死体を検分する。サイラスが連れている使い魔のいたちを大きくしたような感じだ。奥に続く2つの扉の片方を空けると、岩室になっていた。チーズを発酵させたりする場所のようだ。中を調べにいったエスティが粘体に襲われる。グレイ・ウーズだ。誰かが錬金術師の火を投げつけるが、効いたように見えない。もうひとつの扉が勢いよく開いたかと思うと、飛び出してきたゴブリンの料理人が攻撃してくる。エスティが少し傷を負ったが、なんとか双方打倒することができた。
ここまでの撃破数(括弧内はアイリア個人)
ゴブリン:11(2)
グラール(ゴブリン・ドルイド):1(1)
赤い牙(ウルフ):1
ウルフ:1
でかぶつブロンク(バグベア):1
ホブゴブリン:2
ブルタール(ホブゴブリン・ウィザード):1
ダイア・ウィーゼル:1
グレイ・ウーズ:1
ゴブリンの料理人:1
(次回のセッションに続く)

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